パソコンやスマートフォンが普及して、インターネットを日常的に利用する人が増える中、企業の動画作成も続々と増え続けています。早くも大きな成果を上げている企業も珍しくないことから、動画作成に興味を持つ企業もあるでしょう。ここでは、企業が動画作成にあたって、どのようなメリットがあるのか、各種メディアに期待できる効果、動画を作成する方法についてご紹介します。
■企業が動画広告を作成する理由
日本はほぼ2人に1人がスマートフォンを持っています。スマートフォンで動画広告を視聴する機会も珍しくなくなりました。動画広告を作成する企業が増えている理由も、そのあたりに関係しているようです。
【企業イメージを一瞬で伝達しやすい】
視聴者が動画コンテンツを見る機会が増えるに伴って、自社そのものを動画でPRしようとする企業が増えています。すでに、TVCMでは費用対効果が悪く、動画コンテンツであれば企業イメージを低コストでPRできると期待されているのです。
企業イメージの動画コンテンツは、公式サイトのトップページに設置されるケースも多くなりました。いかに誠意がある文章でも、長文のテキストで会社のコンセプトやモットーなどが紹介されている部分まで読むことはできません。しかし、動画であれば、一瞬にして企業イメージを伝えることができるのです。
【ブランド力にも影響】
大企業のみならず、企業のブランド化を図ることが顧客獲得のための重要な要素です。自社の商品のアピールポイント、競合他社商品との違い、特化している部分などを映像にすることで、優秀なセールスマンが顧客に商品を紹介しているような効果を得られます。セールスマンが一度にアピールできる顧客は限られますが、動画広告の場合は無数の顧客候補に自社のブランドを宣伝できるのです。
■動画が掲載できるメディアの種類と期待できる効果
動画を掲載できるメディアには、数多くの種類があります。期待できる効果はメディアによっても異なるため、自社の製品・サービスの特性に合わせて選ぶことが大切です。ここからは、各種メディアについて特徴を見ていきましょう。
・YouTube
日本国内で、最も視聴者数が多い動画サイトがYouTubeです。パソコンからもスマートフォンからも利用の多いメディアです。年齢層で見ると、パソコンでは35歳以上の世代の利用が目立つという特徴もあります。この世代をターゲットにしている企業は、YouTubeに動画広告を掲載してみると狙った効果が出やすいでしょう。全体的に見るとスマートフォン・PCともに、年齢や性別を問わず、利用が多いメディアです。製品・サービスを幅広い人にアピールしたいときに利用するのも効果的です。
YouTubeの1日の再生回数は、およそ40億回と言われています。動画をしっかり見せたうえで、企業イメージを定着させる効果が高いのが特徴的です。一方で、自社のWEBサイトへの誘導性が低い理由は、動画を見ることで視聴者の目的が完結しやすいことにあります。長期的に企業動画を配信したい、大規模な視聴者数にアピールしたいときには有利ですが、細かいターゲティングには不向きというデメリットも否めません。マスメディア的な性質のあるメディアと言えます。
・Facebook
YouTubeの約半数程度の視聴者数を抱えているのが、Facebook。基本的には実名で登録を行うメディアであることから、ターゲティングの精度が期待できます。他のSNSと比較すると、高齢世代の利用者が多い傾向があります。中高年以降の世代をターゲットにしている企業は、Facebookでの動画広告掲載を目指してみる価値がありそうです。
地域や年齢、性別、興味関心などを細かく絞った動画配信ができるのもFacebookならでは。企業のWEBサイトへの誘導がしやすく、シェアやいいねが増えると爆発的な拡散を見込める期待もあります。
・Twitter
Faebookとほぼ同程度の視聴者数を持っているのが、Twitterです。ユーザー属性の多数は、30代以上。ただし、トレンドな話題となると、Facebook以上にアクティブに稼働する点に注目です。ユーザー属性から見る年齢層は高めながらも、10代の若者との親和性も高いことから、若い世代にアピールしたい企業にとっても外せないメディアといえるでしょう。
Twitterに特徴的なポイントは、テレビとの親和性も高い点です。5人に4人はテレビを観ながらTwitterを使用しているとの説もあり、うち7割がテレビ番組関連のツイートをしたことがあるというデータが出ました。ツイート内容からユーザーの興味関心を特定しやすい意味でも、使用価値の高さがうかがえます。
・Instagram
FacebookやTwitterの半数程度の視聴者を持つInstagramですが、ゆるやかな波ながらTwitter以上にアクティブユーザー数や利用率が高まってきているとの傾向もあります。今後の展望が見逃せないメディアです。最も多いユーザーの世代は20~30代。しかも女性に好まれて活用されているメディアであることから、女性をターゲットにしている企業は積極的な広告展開を狙っていきたい媒体です。
Instagramは、圧倒的にスマートフォンユーザーが多いのも特徴の1つ。15秒の動画出稿が可能です。たとえば、ファッションやグルメなどとの親和性が高く、広告効果も期待できます。ただし、BtoB商材などのアピールは、Instagram上にユーザーが少ないため、成果が出にくいでしょう。
■動画作成の方法
企業動画の作成方法には、大きく分けて3種類あります。1つめは自社での作成。2つめはクラウドソーシングでの依頼。3つめは動画作成会社への依頼です。それぞれのメリットとデメリットについて、見ていきましょう。
【フリーソフトで自社作成】
動画作成は、いまや素人にも可能な時代です。有料でも無料でも、多彩な動画作成ソフトが揃っていますから、これを利用して自社で動画作成を行えば、費用を抑えることができます。まずは、企画構成案をまとめるような形で、簡単に動画を作成してみるのもよいでしょう。その際は、フリーソフトでも十分に活用価値のある動画作成が可能です。
【クラウドソーシングで依頼】
アウトソーシングという意味では、この次に紹介する動画作成専門会社への依頼と同様ですが、コストを抑えるという意味ではクラウドソーシングを利用するのも1つの方法です。簡単に説明すると、動画作成の発注を複数のワーカーに対して募集することを言います。応募者とのやり取りという手間はかかるものの、非常に低コストで企業動画を仕上げられるというメリットがあります。ただし、WEB上での評判やレビューがわからない動画クリエイターの場合、優秀な人物と出会えるかどうかは運に左右されるかもしれません。
【作成会社に依頼】
クラウドソーシングで募集をかける際にも、プロとして動画作成を行っていることが条件となりますが、もっと予算をかけて確実に効果的な企業動画を作成したいのであれば、動画作成の専門会社に依頼するのが賢明です。複数の応募者とのやり取りなどの手間はかからず、なおかつ企業動画の作成に慣れた会社であれば、最大限の企業アピール効果に期待できます。
株式会社インディゴは、関西を拠点とする動画作成のプロ集団です。企業の商品やサービスをわかりやすく、なおかつ魅力的に最大限のアピールができる動画を作成します。企業動画の作成において実績が高いため、動画の内容に限らず、どのメディアを活用して企業をアピールするのが効果的かも相談に乗ることが可能です。効果を出せる企業動画を作成したい場合は、株式会社インディゴをご検討ください。