「動画制作を依頼したいけど、どのようなスケジュールで作ってくれるんだろう?」
そのようなお悩みにお答えします。
本記事の内容
・動画制作の一連の流れ
・動画制作のスケジュール
・スケジュールが長引く3つの理由
動画制作を初めての依頼される方は、制作に何日くらいかかり、どのような流れで行なわれるのかイメージができないと思います。
結論から言えば、動画制作は企画内容・撮影規模・編集の工数によってスケジュールが大きく異なります。
そのため、一概に「○日」「○週間」「○ヶ月」とは言い切れません。
ですが、動画制作の全体像を把握しておくだけでも制作イメージがつきやすくなります。
そこで本記事では、15年間動画制作に携わっている弊社が、動画制作の一連の流れについてご紹介します。
動画制作のスケジュールを組めずに困っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
創業15年の大阪の映像制作会社、株式会社インディゴの代表。映像業界で20年の経験を誇る。
2006年に単身でオーストラリアに渡り1年弱、現地の映像制作会社の業務に携わり、帰国後に独立しインディゴを創業。
映像に関する、企画、演出、撮影、CG制作など多くの見識があり実績として、クボタ、ダイキン、パナソニック、ハウスウェルネスフーズなど様々な関西大手企業の映像制作を手掛けている。
動画制作の一連の流れ【お問い合わせから納品まで】
一般的に、動画制作を依頼した場合、以下の流れで行れます。
- お問い合わせ(お客様 → 制作会社)
- ヒアリング(制作会社 → お客様)
- 見積書のご提案(制作会社 → お客様)
- 動画制作の発注(お客様 → 制作会社)
- 素材や資料の提供(お客様 → 制作会社)
- 動画制作・編集(制作会社)
- 制作動画の納品(制作会社 → お客様)
どの動画制作会社に依頼をしても、基本的にはこのような流れです。
動画制作会社が撮影も行う場合は、撮影スケジュールを決めたり、撮影場所や人員の確保が別途、必要になります。
制作スケジュールの一連の流れを知っておくと、素材や資料などを事前に用意でき、やり取りがスムーズに進みますので納期の短縮にも繋がります。
動画制作のスケジュール
先程ご紹介した一連の流れをもとにスケジュール感をご紹介していきます。
動画制作にかかる日数は、動画の長さや加工のクオリティによってことなってくるため、本記事で紹介するスケジュールは1つの例としてご覧ください。
1.お問い合わせ ~ 動画の発注まで(約2週間)
お客様からお問い合わせをいただいたら、ヒアリングを行ないます。
メールや電話でヒアリングをする制作会社もあれば、直接対面でお話を伺う制作会社もあります。
メールや電話であれば即日対応も可能ですが、制作規模が大きくなるほどヒアリングも重要になるため、1~2時間ほど対面で行なう場合が多いです。
最近ですと、Zoomのようなビデオ会議で行うケースも増えてきましたので、遠方の企業様でもスムーズにヒアリングを行えるようになりました。
対面で行なう場合は担当者との日程を合わせるため、お問い合わせから1週間程度が目安となります。
ヒアリングでお客様のご要望を伺った後、1週間程度で見積書や提案書を作成してお送りします。
見積書や提案書の内容でご了承いただけましたら、動画制作の発注となります。
ここまでの流れで2週間程度だと考えておくといいでしょう。
2.動画制作 ~ 納品まで(約1.5~3ヶ月)
正式なご依頼をいただいたら、動画の制作に入ります。
この時に素材動画や資料を用意していただけると、すぐに制作に取り掛かれます。
動画の編集だけであれば、制作期間は2週間~1ヶ月半程度です。
撮影も行う場合は1ヶ月半から3ヶ月以上かかることもあります。
なぜなら、撮影自体は数日で済んでも、人員確保・機材の調達・撮影場所の確保などに時間がかかるからです。
撮影場所によっては、許可が必要
また、ロケハンといって撮影場所の下見をしたり、公共施設の許可が必要な場合もあります。
このとき、許可を得るまでに時間がかかると、撮影の準備ができていたとしても1ヶ月以上待たされてしまうこともあります。
そのため、実際は数週間で作れる動画が、条件を揃えるまでに時間がかかってしまうこともあり得ます。
これらの点も考慮しながら、撮影スケジュールを組んでいきます。
スケジュールが長引く3つの理由
「こんなに時間がかかるとは思わなかった」
正直なところ、動画制作のスケジュールが予定以上に長引いてしまうケースもあります。
具体的には、次の3つのパターンです。
- 動画の目的やターゲットが不明確
- 企画がなかなか採用されない
- 制作会社の予定が埋まっている
順番に解説していきます。
理由①「動画の目的やターゲットが不明確」
動画の目的やターゲットが定まっておらず、ヒアリングの段階から話が進まずに「一旦持ち帰ります」となることもあります。
最近は動画マーケティングを行う企業や、YouTubeチャンネルを運用する個人事業主も増え、動画配信がブームとなっています。
しかし、「流行っているから」「動画が有効だと聞いたから」という理由で始めても、思うような成果は得られません。
もちろん、ヒアリングの際に制作会社の担当者が様々な提案をしますが、ご依頼者様自身も動画をどのように活用したいのかをイメージしておくといいでしょう。
理由②「企画がなかなか採用されない」
ご依頼者様がどの程度の決定権を持っているかも大切なポイントです。
なぜなら、ご依頼者様と動画制作会社の担当者が話し合って決めた企画が、上司や本社の許可が下りずに不採用となってしまうケースもあるからです。
ご依頼者様が決定権を持っていなかったとしても、上司や本社が動画制作に前向きであるかどうかは重要です。
せっかくの企画がNGとならないように、予算やスケジュールなどを社内で共有しておくことをおすすめします。
理由③「制作会社の予定が埋まっている」
制作会社側のスケジュールの都合もあります。
スケジュールが埋まっている場合は、ご依頼を受けてから制作に取り掛かるまでに時間が空く場合もあります。
そのため、本来であれば1ヶ月で作れるはずの動画が、納品されるのは3ヶ月後ということも考えられます。
制作会社との打ち合わせの際に「納品時期」を確認しておきましょう。
今回、ご紹介した内容はスケジュールが遅れやすい代表例ですので、制作会社に依頼をする前に事前に聞いておくと安心ですね。
まとめ
本記事では、動画制作のスケジュールと注意点についてお伝えしました。
動画制作のスケジュールは、お問い合わせから発注までに約2週間、制作に取り掛かってから納品までに1.5〜3ヶ月程度が目安です。
ただし、企画内容や制作規模によっても日程は異なってきますので、打ち合わせの際に、どのような動画をいつまでに作りたいのかを伝えましょう。
動画制作会社としっかりとコミュニケーションを取って、良い映像を作って頂ければ幸いです。