「動画広告の単価ってどれくらいなの?」
「配信する媒体ごとに違いはあるの?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・動画広告の単価に関わる課金方式とは?
・媒体別の動画広告の単価
インターネットでの動画視聴があたり前になった今、動画広告を取り入れたいと考えている方は多いと思いますが、単価がどれくらいかかるのかご存じですか?
また、媒体ごとにどんな違いがあるのでしょうか。
そこで、本記事では動画広告の単価に関わる課金方式と媒体別の単価についてご紹介します。 これから動画広告を取り入れたいと考えている方は、ぜひ目安にしてみてください。
動画広告の種類について、まずは知りたいという方は、下記の記事からご覧ください。
»動画広告の種類|他の広告媒体との比較
創業15年の大阪の映像制作会社、株式会社インディゴの代表。映像業界で20年の経験を誇る。
2006年に単身でオーストラリアに渡り1年弱、現地の映像制作会社の業務に携わり、帰国後に独立しインディゴを創業。
映像に関する、企画、演出、撮影、CG制作など多くの見識があり実績として、クボタ、ダイキン、パナソニック、ハウスウェルネスフーズなど様々な関西大手企業の映像制作を手掛けている。
動画広告の単価に関わる課金方式とは?
動画広告の単価は、どの課金方式で配信するかによって大きく異なります。
単価を抑えるためにはそれぞれの特性を知り、どれが自社の目的に合うのか見極めることが重要です。
動画広告によく用いられる課金方式は主に3つあります。
・CPV:広告視聴単価
・CPM:インプレッション単価
・CPC:クリック単価
それぞれについて詳しく見てみましょう。
CPV(Cost Per View)
CPVとは、動画広告を1回視聴するごとに課金される方式です。
動画を最後まで視聴したときにカウントされたり、決まった秒数視聴したときにカウントされるなど、媒体によって課金のタイミングは異なります。
計算方式は「広告入稿費用 ÷ 視聴回数」で、たとえば入稿費用10万円で1,000回視聴された場合のCPVは100円です。
CPVは動画広告がしっかり見られているかを測る指標になるため、認知度を上げたいと考えている企業には重要な課金方式といえます。
CPM(Cost Per Mille)
CPMとは、動画広告を1,000回表示するごとに課金される方式です。
視聴に関係なく、表示された回数で費用が発生します。
計算方式は「広告入稿費用 ÷ 表示回数 × 1,000」で、たとえば入稿費用10万円で100万回表示された場合のCPMは100円です。
CPMは動画広告の視聴に関わらず表示されるだけで費用が発生するため、いかにサイトへ誘導するかが重要になります。
サイトへの誘導に繋がらなくても表示されることで視聴者の目に入るため、多くの人に知ってもらう目的であれば有効な課金方式です。
CPC(Cost Per Click)
CPCとは、動画広告のリンクをクリックするごとに課金される方式です。
視聴してもクリックされなければ費用は発生しません。
計算方式は「広告入稿費用 ÷ クリック回数」で、たとえば入稿費用10万円で1 000回クリックされた場合のCPCは100円です。
CPCは配信する動画広告のキーワードがどれくらい検索されているかで費用が変わり、10円以下~1,000円以上と幅がありますが、動画をクリックしてもらうことで、広告の効果がどれくらいあるか分析しやすい課金方式といえます。
媒体別の動画広告の単価
3つの課金方式が分かったところで、媒体別の単価について見てみましょう。
近年、動画広告の配信に多く利用されている4つの媒体をご紹介します。
YouTube
YouTubeの動画広告は、広告の種類によって単価が異なります。
・インストリーム広告:単価相場3~20円
動画の前後、途中に配信され、スキップせずに30秒視聴するか短めの動画を最後まで視聴すると費用が発生するCPV方式で課金されます。
また、15秒以下の短い動画を1,000回表示で費用が発生するCPM方式など、インストリーム広告の中でも課金方式はさまざまです。
・バンパー広告:単価相場0.3~0.6円
インストリーム広告同様、動画の前後、途中に配信されますが、スキップできないのが特徴です。
6秒以下の短い動画を1,000回表示で費用が発生するCPMの課金方式で配信されます。
・ディスカバリー広告:単価相場3~20円
検索結果の1番上や関連動画の部分に表示される動画広告です。
視聴者がクリックすると課金されるCPC方式で配信されます。
YouTubeは利用者数が圧倒的に多く、年代も幅広いためターゲットを絞りやすいのが特徴です。
Instagramの動画広告は、投稿の間に埋め込まれるインフィード広告やストーリー間にながれるストーリー広告などです。
どちらも広告費は100円から始められ、CPV・CPM・CPCなど課金方式を選択できます。
・CPV:単価相場4~7円
・CPM:単価相場500~700円
・CPC:単価相場40~100円
Instagramは10~20代女性の利用者が最も多く、動画広告へのアクション率が高いのが特徴です。
Twitterの動画広告は、配信する広告によって単価が変わります。
・プロモツイート:単価相場40~80円
タイムライン上に表示される広告で、視聴者からリツイートや返信などのアクションが起きたときに費用が発生します。
・プロモアカウント:単価相場40~100円
おすすめユーザー欄やタイムライン上に表示される広告で、フォローされると費用が発生します。
・プロモトレンド:単価相場400万~1,000万円
トレンドリストの一番上に表示される動画広告で、世界中のTwitterユーザーに表示されるため他の動画広告よりも高額に設定されています。
Twitterはリツイートで拡散される確率が高く、少ない費用でも多くの人に見てもらうことが可能です。
Facebookの動画広告は、投稿の間に埋め込まれるフィード広告や動画の前後、途中に配信されるインストリーム広告、ストーリー間のストーリー広告などです。
Instagramと同様に広告費は100円から始められCPV・CPM・CPCから課金方式を選択できます。
・CPV:単価相場100~150円
・CPM:単価相場500~2,000円
・CPC:単価相場100円前後
Facebookは広告費用を1日ごとに決めるか、掲載期間で決めるか選択可能です。 曜日別など細かい設定をしたい場合は、1日ごとに費用を割り振ると良いでしょう。
まとめ
本記事では、動画広告の単価に関わる課金方式、媒体別の単価についてご紹介しました。
動画広告の単価は、配信する媒体や課金方式で大きく異なります。
動画広告の単価を抑えるためにも、媒体の特性を知り課金方式とうまく組み合わせることが大切です。