「動画制作に取り組むメリットはあるの?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・ビジネスに動画制作を取り入れるべき理由
・ビジネスに動画制作を取り入れるメリットとデメリット
近年、さまざまな企業で動画を取り入れたビジネスモデルが構築されています。
しかし、動画制作を進めて本当に効果が得られるのか、疑問に感じている方も多いでしょう。
そこで本記事では、ビジネスに動画制作を取り入れるメリット・デメリット、取り入れるべき理由をご紹介します。
「動画制作に取り組んでみたいけれど決心が付かない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
創業15年の大阪の映像制作会社、株式会社インディゴの代表。映像業界で20年の経験を誇る。
2006年に単身でオーストラリアに渡り1年弱、現地の映像制作会社の業務に携わり、帰国後に独立しインディゴを創業。
映像に関する、企画、演出、撮影、CG制作など多くの見識があり実績として、クボタ、ダイキン、パナソニック、ハウスウェルネスフーズなど様々な関西大手企業の映像制作を手掛けている。
ビジネスに動画制作を取り入れるべき3つの理由
ビジネスに動画制作を取り入れるべき理由は以下の3つです。
・5G導入でより快適な動画視聴が可能になった
・動画で情報収集をする人が増えている
・動画配信サイトが充実している
それぞれ詳しく見てみましょう。
5G導入でより快適な動画視聴が可能になった
インターネットを介しての動画視聴は、これまでも多くの人に利用されていましたが、5G導入によりさらに加速すると考えられます。
5Gは「高速大容量」「高信頼・低遅延通信」「多数同時接続」と3つの特徴があり、4Gと比べて通信速度は20倍、遅延の可能性は10分の1、同時に接続できる台数は10倍の見込みです。
動画再生やダウンロードの速度は、これまでと比べものにならないくらい速くなるため、インターネットを介して動画視聴する方もさらに増えていくでしょう。
動画で情報収集をする人が増えている
動画は、短時間で多くの情報を得られることから、情報収集の手段として活用する人が増えています。
たとえば、商品を購入する際、テキストや静止画の情報では商品の詳細までをイメージしづらいでしょう。
しかし、動画であればよりリアルに商品をイメージできるため、購入するかどうか判断がしやすいです。
また、企業の紹介動画で就職先・転職先の雰囲気を確認してから応募する方も増えています。
スマートフォンで空いた時間にサクッと情報収集できるため、今後もニーズは高まるでしょう。
動画配信サイトが充実している
YouTubeをはじめ、InstagramやTwitterなどのSNSが広く普及したことで、動画配信の場も充実してきています。
次項のメリットでもご紹介しますが、SNSは拡散されることもあり、少ない費用で効果が得やすい媒体です。
また、各SNSごとにメインユーザーの年代が分かれているため、ターゲットに合わせた動画配信もしやすいでしょう。
さまざまな媒体が増えたことで、今まで以上に動画を活用できるようになったのも、動画制作を取り入れるべき理由の1つです。
ビジネスに動画制作を取り入れる5つのメリット
ビジネスに動画制作を取り入れると、どんなメリットが得られるのでしょうか。
ここでは、5つのメリットをご紹介します。
1.情報を効率よく届けられる
動画は、1分間の短いものでも180万語分、Webページに換算すると3600ページ分の情報量が含まれていると、アメリカの調査会社のJames McQuivey博士は提唱しています。
仮に、3600ページ分のWebページを制作しようとしても、かなりの時間と労力がかかり難しいでしょう。
また、制作できたとしても、ユーザーが3600ページをすべて読んでくれるとは限りません。
しかし、動画であればたとえ短くてもたくさんの情報を届けられ、ユーザーは視聴しているだけで情報を得られます。
動画制作を取り入れることで、今まで伝わりづらかった情報をより効率よく届けられるでしょう。
2.コンバーションに繋がりやすい
動画は伝えられる情報量が多いだけでなく、視覚と聴覚の両方に訴えかけられるため、商品やサービスに対しての理解も深まりやすくなります。
テキストや静止画など、他の制作物では細かいニュアンスが伝えられないものでも、動画であればよりリアルに伝えられるでしょう。
ユーザーの理解度を深められれば、「実際に商品を使いたい」「サービスを利用したい」という購買意欲が高まるため、自然とコンバージョンに繋がりやすくなります。
3.SNSで拡散される可能性がある
InstagramやTwitterなどのSNSでは、テキストや静止画の投稿よりも、動画を投稿した方がクリックされやすいといわれています。
また、動画はSNSとの相性が良く、一度でも話題に上がると驚くほどのスピードで拡散され、瞬く間に数万人規模まで情報が伝わることも珍しくありません。
動画を公開した後はユーザー自身が拡散して広げてくれるため、少ない費用でも高い効果を得られるのが動画制作のメリットです。
4.SEO対策にも有効
Webサイトに動画を埋め込むことでユーザーの興味を惹きつけられれば、自然と滞在時間が長くなり、SEOの評価が上がる可能性もあります。
もちろん、Webサイトの内容に沿った魅力的な動画制作が必要ですが、SEOの評価が上がれば検索結果で上位表示も期待できるでしょう。
5.さまざまなユーザーに訴求できる
先程もご紹介したように、動画はSNSとの相性が良く拡散の可能性も高いため、Webページなどの情報よりも多くの人の目に触れます。
また、動画は若者層から中高年層まで、幅広く視聴されているのも特徴です。
Webページだけでは届いていなかった情報も、動画であれば効率よく伝えられるでしょう。
ターゲット層に合わせた動画制作を行えば、今までとは違ったユーザーに対しても訴求できるようになります。
ビジネスに動画制作を取り入れる3つのデメリット
ビジネスに動画制作を取り入れることで得られるメリットはたくさんありますが、デメリットもしっかりと理解しておく必要があります。
ここでは、3つのデメリットをご紹介します。
動画制作には時間がかかる
動画制作を行う場合、ただ撮影・編集すれば終わりではありません。
企画から撮影準備、撮影、編集とさまざまな工程が必要なので、最低でも完成までに1ヶ月程度はかかるでしょう。
早く効果を得たいからといって、クオリティの低い動画制作をしてしまえば、ユーザーからの印象が悪くなる可能性もあります。
逆効果にならないように、動画制作には時間がかかることを知ったうえで取り組みましょう。
専門的なスキルが必要
動画制作を行う場合、専門的なスキルが必要です。
とくに、撮影や編集は知識・技術が無ければ難しいでしょう。
最近はスマートフォンでも撮影や編集ができるため、簡単な動画であれば制作できるかもしれませんが、ビジネスに取り入れる場合はクオリティを重視しなければいけません。
社内に専門的なスキルをもつ人がいない場合は、動画制作会社などプロへの依頼も検討してみてください。
制作コストがかかる
動画制作会社などへ外注する場合はもちろん、社内で制作する場合もコストがかかります。
動画の内容にもよりますが、機材レンタル代や場所代、出演者やスタッフの人件費など、少なくとも数万円~数十万円はかかるでしょう。
なお、動画制作の相場については下記の記事で詳しく解説しています。
» 動画編集を依頼するときの相場|個人(フリーランス)と制作会社の料金の違い
まとめ
本記事では、ビジネスに動画制作を取り入れるメリット・デメリット、取り入れるべき理由をご紹介しました。
動画制作は専門的な知識や技術が必要なので、気軽に取り入れられるものではないかもしれませんが、取り入れることで得られるメリットはたくさんあります。
動画制作に取り組んだことがない方も、ぜひ一度検討してみてください。