「VR映像制作を行いたいけれど、どのように進めればいいの?」
「VR映像制作にはどれくらいの費用がかかる?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・VR映像制作の基本的な流れ
・VR映像制作をにかかる費用
・外注する制作会社選びのポイント
VR映像は、年々活用の幅が広がっており、ビジネスにおいても欠かせないものになりつつあります。
実際に、VR映像制作を行いたいと考えている方は、多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、VR映像制作の基本的な流れ、自社制作・外注それぞれにかかる費用、外注先選びのポイントをご紹介します。
VR映像をビジネスに取り入れたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
創業15年の大阪の映像制作会社、株式会社インディゴの代表。映像業界で20年の経験を誇る。
2006年に単身でオーストラリアに渡り1年弱、現地の映像制作会社の業務に携わり、帰国後に独立しインディゴを創業。
映像に関する、企画、演出、撮影、CG制作など多くの見識があり実績として、クボタ、ダイキン、パナソニック、ハウスウェルネスフーズなど様々な関西大手企業の映像制作を手掛けている。
VR映像制作の基本的な流れ
VR映像は、基本的に以下の流れで制作します。
1. VR映像の企画
2. 360度カメラで撮影
3. 専用ソフトで編集
それぞれ詳しく見てみましょう。
1. VR映像の企画
まずは、VR映像を制作する目的やターゲットなどを細かく設定し、内容を企画します。
VR映像は360度、自由な視点から映像を見られるため、視聴者にどんな体験をしてもらいたいのか、どんな情報を伝えたいのか考えて企画しなければいけません。
視聴者にリアルな体験、正確な情報を伝えるためには、カメラのアングルや登場人物、背景などさまざまな要素を工夫する必要があります。
企画を明確にしておかなければ、何のためのVR映像なのか分からなくなってしまうため、時間をかけてしっかりと考えましょう。
自社で制作する場合も、外注する場合も、VR映像制作において一番重要なのが企画です。
2. 360度カメラで撮影
企画がまとまったら、360度カメラを用いて撮影します。
360度カメラを使用すれば、1回の撮影で全方向の映像を録画可能です。
ただし、撮影しているカメラマン自身や撮影機器、スタッフや通行人など、不要な情報が映らないように注意しましょう。
180度カメラを複数台用いて撮影することもありますが、自社で撮影を行う場合は、慣れていない方にも使いやすい360度カメラがおすすめです。
市販のもので有名なのは、「GoPro MAX」というアクションカメラなどが使いやすいでしょう。
3. 専用ソフトで編集
撮影が終わったら、専用ソフトで編集を行います。
360度カメラで撮影した映像をVR映像にするためには、「スティッチング」という作業が必要です。
スティッチングは、さまざまな角度から撮影した映像をつなぎ合わせる作業のことで、臨場感を高めるために行います。
スティッチングと合わせて、映像の明るさやブレ、音声なども調整し、よりリアルな映像に仕上げましょう。
VR映像制作にかかる費用
VR映像制作にかかる費用を「自社制作」「外注」それぞれ分けてご紹介します。
自社でVR映像制作を行う場合
使用する機材や編集ソフト、出演者の有無などで価格は変わりますが、自社でVR映像制作を行う場合は「15万円~」が目安です。
費用の内訳は以下になります。
・360度カメラ:5〜10万円程度(1台)
・編集ソフト:5万円程度
・マイクなどの音声機器:2万円程度
・諸経費:数千円〜数万円
基本的に、撮影機材やロケにかかる費用で算出しているため、担当する社員の人件費が上記にプラスされます。
最近はカメラや編集ソフトが充実しているため、初心者でもVR映像制作は可能です。
しかし、通常の業務と並行して片手間でできるような内容ではないため、ある程度の知識が無ければ大きな負担になってしまいます。
安く制作できるのは魅力ですが、クオリティの高い動画を求める場合はプロの制作会社に依頼するのをおすすめします。
VR映像制作を外注する場合
VR映像制作を制作会社に依頼する場合、「20万円~」が目安です。
費用の内訳は以下になります。
・撮影:10~30万円
・編集:10~25万円
・音響、ナレーション:5~10万円
・3DCG制作費:40万円~
・その他:数千円〜数万円
ただし、使用する機材や編集内容、動画の長さによって価格は大きく異なります。
また、3DCGなどの場合は、数百万を超えることも珍しくありません。
費用はかさみますが、知識・技術を備えたプロに制作してもらえるため、クオリティの高い映像は保証されるでしょう。
ビジネスに広く活用したい場合は、プロの制作会社に依頼するのがおすすめです。
外注する制作会社選びのポイント3つ
VR映像制作を外注する場合、どんな制作会社に依頼するのが良いのでしょうか。
ここでは外注先の制作会社を選ぶ3つのポイントをご紹介します。
VR映像制作の実績が豊富か
VR映像制作は、他の映像制作と比べて撮影方法や編集方法が大きく異なります。
クオリティの高いVR映像に仕上げるためにはノウハウが必要なので、豊富な実績をもつ制作会社を選ばなければいけません。
いくらプロの制作会社であっても、過去にVR映像の制作実績がなければ、スムーズに進められない可能性もあるため注意しましょう。
VR映像制作の目的に合わせて選ぶ
VR映像と一括りにいっても、商品やサービスを紹介するような簡易的な映像から、ゲームや旅行関係などの本格的な映像までさまざまです。
制作会社ごとに得意とする制作の内容は異なるため、どんなVR映像を作りたいのか目的に合わせて選ぶのもポイントといえます。
たとえば、不動産の内見用にVR映像を活用したい場合、必要な機材は限られるため中小企業に依頼するのがおすすめです。
もちろん、大手企業でも問題ありませんが、関わる人数が多くなる分、柔軟な対応をしてもらいづらい可能性もあります。
反対に、観光用などのVR映像の場合は、撮影機材も複数必要になるので、大手企業に依頼する方が良いでしょう。
VR映像の目的によって依頼すべき制作会社は変わるため、まずは社内でしっかりと検討してみてください。
VR映像制作の予算で選ぶ
どんなVR映像を作りたいのかで、必要な予算は変わります。
目的でもご紹介したように、本格的なVR映像を制作したい場合は大手企業に依頼しなければいけないため、必然的に価格は高くなるでしょう。
どれくらいの予算があれば希望のVR映像が作れるのか目安を知ったうえで、適切な制作会社を選んでください。
また、事前に希望を伝えて、見積もりをとるのがおすすめです。
まとめ
本記事では、VR映像制作の基本的な流れ、自社制作・外注それぞれにかかる費用、外注先選びのポイントをご紹介しました。
VR映像制作を行いたいと考えていても、進め方や必要な費用が分からず、取り組めていない方は多いでしょう。
しかし、VR映像はビジネスにおいても効果的なツールなので、積極的に取り組むのをおすすめします。
制作会社選びでお悩みの方は、ぜひ株式会社インディゴにご相談ください。