「サウンドロゴって何?どんな効果が得られるの?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・マーケティング手法の1つ「サウンドロゴ」とは?
・サウンドロゴで得られる3つの効果
・サウンドロゴを制作する際の3つのポイント
「音」を使ったマーケティングを取り入れる企業が増えている中、「サウンドロゴ」が改めて注目を集めています。
しかし、サウンドロゴがどんな物なのか、どんな効果を得られるのかイマイチ分からないという方もいるでしょう。
そこで本記事では、サウンドロゴの概要や得られる効果、制作する際のポイントをご紹介します。
サウンドロゴについて知りたい方、マーケティングに取り入れたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
創業15年の大阪の映像制作会社、株式会社インディゴの代表。映像業界で20年の経験を誇る。
2006年に単身でオーストラリアに渡り1年弱、現地の映像制作会社の業務に携わり、帰国後に独立しインディゴを創業。
映像に関する、企画、演出、撮影、CG制作など多くの見識があり実績として、クボタ、ダイキン、パナソニック、ハウスウェルネスフーズなど様々な関西大手企業の映像制作を手掛けている。
マーケティング手法の1つ「サウンドロゴ」とは?
サウンドロゴとは、企業名や企業ポリシーをアピールするための短い音源です。
主に、テレビCMやインターネット動画、ラジオなどの音を使用した広告に用いられます。
企業ロゴなどと合わせて流れ、高い宣伝効果を得られるマーケティング手法の1つとして、多くの企業に取り入れられているのが特徴です。
たとえば、コンビニのファミリーマートでは、「あなたと、コンビに、FamilyMart」というサウンドロゴを企業ロゴと合わせて使用しています。
また、マクドナルドでは「i’m lovin’ it」というフレーズや「パラッパッパッパー」といったメロディを使用しており、世界共通のサウンドロゴとして広く認識されています。
サウンドロゴは、目で見るだけでなく視聴者の耳にも情報を届けられるため、印象に残りやすいです。
とくに、集中して見てもらいづらいCMなどでは、インパクトのあるサウンドロゴが有効といえます。
混同されやすい「ジングル」との違い
ジングルとは、サウンドロゴと同じくテレビCMなどに用いられる短い音源です。
サウンドロゴ=ジングルと表現されていることもありますが、それぞれには明確な違いがあります。
・サウンドロゴ:企業を印象付けるなどのマーケティング効果がある
・ジングル:シーンの切り替えや終了時の合図として使用する
どちらも短い音源ですが、サウンドロゴは広告・宣伝といった意味合いで使用され、ジングルはテレビ番組やインターネット動画などの映像を分かりやすくまとめるために使用します。
サウンドロゴで得られる3つの効果
実際に、企業がサウンドロゴを用いることでどんな効果が得られるのでしょうか。
ここでは、大きく3つの効果をご紹介します。
企業を印象付けて認知を拡げられる
サウンドロゴは、短い時間で企業名などの情報を効率よく伝えられるため、視聴者の印象に残りやすくなります。
たとえば、先程ご紹介したファミリーマートの「あなたと、コンビに、FamilyMart」という文字を見たとき、自然とメロディーが浮かんでくる方も多いでしょう。
インパクトのある音源や、思わず口ずさんでしまうようなフレーズを取り入れれば、視聴者は自然と企業のことを覚えてくれるようになります。
サウンドロゴは、企業の認知拡大につながる重要な要素といえるでしょう。
企業イメージを効率よく伝えられる
メロディを聞いて「かっこいい」「可愛い」「落ち着く」など、さまざまな印象を受けるように、サウンドロゴの雰囲気で企業のイメージを効率よく伝えることも可能です。
企業ロゴを見ただけではイメージまで伝わりませんが、サウンドロゴをプラスすることで企業独自の世界観なども伝えられます。
企業への信頼・親近感につながる
サウンドロゴを取り入れることで、視聴者は「CMでよく見る(聞く)企業だ」などと印象に残り、音だけでもどこの企業か分かるようになります。
人は何度も見たり聞いたりした情報に対して、良い印象を受けやすいと言われているため、サウンドロゴを効率よく活用すれば、企業自体の信頼・親近感にもつなげられるでしょう。
この現象は「ザイオンス効果(単純接触効果)」と言われており、マーケティングにも使える重要な要素です。
サウンドロゴを制作する際の3つのポイント
サウンドロゴを制作する場合、ただ短いメロディを作ればいいというわけではありません。
視聴者の耳に残りやすくするためにも、大きく3つのポイントを意識する必要があります。
シンプルで覚えやすいメロディにする
サウンドロゴは、視聴者がつい口ずさみたくなるような、シンプルな音源にするのが大切です。
「おしゃれ」「かっこいい」などを優先して聞きづらい音源になってしまえば、せっかくのサウンドロゴも効果を発揮できません。
視聴者の印象に残りやすくするためにも、一度聴いたら覚えられるような、シンプルでコンパクトな音源を意識しましょう。
繰り返しを意識する
サウンドロゴに、繰り返しのフレーズを盛り込むのも効果的なポイントです。
たとえば、救心製薬は「救心、救心」と商品名を2回繰り返すサウンドロゴを使用しています。
短く、商品名だけのシンプルなサウンドロゴですが、多くの方がメロディも含めて知っているでしょう。
1回では印象に残りづらくても、企業名や商品名を2~3回と繰り返すことで効果を発揮してくれます。
音程やリズムを少し変化させるなどの工夫は必要ですが、ポイントの1つとして知っておいてください。
分かりやすい特徴を盛り込む
商品やサービスなどのサウンドロゴを制作する場合、特徴を盛り込むのも大切です。
たとえば、牛丼チェーンのすき屋では「すき屋の牛丼」と、店舗名+商品名を盛り込んだサウンドロゴを使用しています。
また、調理器具などでお馴染みのティファールでは、「取っ手のとれるティファール」というサウンドロゴが有名です。
どちらも、特徴が盛り込まれていることでどんな商品を取り扱っているのか分かりやすく、より視聴者の印象に残るように工夫されています。
ただし、特徴を入れることでフレーズが長くなりすぎるのはよくないため注意が必要です。
まとめ
本記事では、サウンドロゴの概要や得られる効果、作成時のポイントをご紹介しました。
大手企業をはじめ、さまざまな企業で活用されているサウンドロゴは、マーケティングにおいても重要な取り組みになっています。
とくに、動画のプラットフォームが増えている現代、さらに活用の幅が広がると言えるでしょう。
サウンドロゴについて知らなかったという方も、本記事を参考に制作を検討してみてはいかがでしょうか。