「フリーランスの映像制作者になるにはどうすればいい？」
「年収はどれくらい？」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・未経験でもフリーランスの映像制作者として働ける？
・フリーランスの映像制作者を目指すには
・フリーランスの映像制作者に必要な3つのスキル
・フリーランスとして映像制作の仕事を得る方法3選
・フリーランスの映像制作者の年収

時間や場所にとらわれない「フリーランス」として映像制作の仕事に携わりたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし、未経験でもなれるのか、年収はどれくらいなのかといった気になるポイントは多いと思います。

そこで本記事では、未経験でもフリーランスの映像制作者として働けるのか、目指す方法と必要なスキル、仕事を得る方法について解説します。

フリーランスの映像制作者の年収についても相場をご紹介しておりますので、目指そうと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

未経験でもフリーランスの映像制作者として働ける？

結論から言うと、未経験でもフリーランスの映像制作者として働けます。

ただし、専門的な知識や技術に加えて実績も求められるため、すぐに仕事を得るのは難しいです。

映像制作は、企画から撮影、編集とさまざまな工程を必要とし、一般的な映像制作会社ではチームを組んで作業を進めていきます。

クライアントの抱える課題や目標達成に向けて最善の映像を制作していくために、各工程にプロを配置するのが特徴です。

映像制作会社ごとに携わる人数は異なるものの、フリーランスとして働く場合は各工程を一人で進めていかなければいけません。

一人でプロを超える映像制作ができなければ、仕事を得続けるのは厳しいと言えるでしょう。

幅広い知識・技術を必要とするのはもちろん、クライアントが映像でどんなことをしたいのかヒアリングする力や、各工程を丁寧に進める責任感・忍耐力なども必要です。

未経験からフリーランスとして働きたい場合は、知識・技術をしっかりと習得し、少しずつ実績を積みながら仕事を得ていかなければいけません。

フリーランスの映像制作者を目指すには

未経験からフリーランスの映像制作者を目指すには、以下の方法で知識・技術を身に着けておく必要があります。

・大学や専門学校で学ぶ
・オンラインを活用して独学する
・働きながら知識を習得する

それぞれ詳しく見てみましょう。

大学・専門学校で学ぶ

大学や専門学校では、映像制作に関する基礎から応用までを幅広く学べます。

また、第一線で活動しているプロの方が講師として教えてくれる場合もあるため、より実践に近い内容を学べるのが魅力です。

ただ、大学と専門学校とでは特徴が異なるため、自分に合った方を選びましょう。

・大学
一般教養から映像に関する専門的な内容まで幅広く学びます。

知識だけでなく理論的な考えも身に着けられるのが特徴です。

プロデューサーやディレクターといった制作系に特化した映像制作者を目指したい場合は大学が向いています。

・専門学校
実践的な内容を中心に学び、知識と技術を身に着けられるのが特徴です。

カメラマンや映像編集など、技術系に特化した映像制作者を目指したい場合は、専門学校が向いています。

大学や専門学校に通う場合、授業料が高かったり時間がかかるといったデメリットはあるものの、映像制作者としての知識や技術、考え方を一通り学べます。

オンラインを活用して独学する

大学や専門学校に通うのが難しい場合は、オンラインを活用して独学するのも一つの手です。

たとえば、YouTubeなどあれば撮影や編集に関するさまざまな情報が公開されているため、自分のレベルに合わせて学べます。

また、オンラインスクールを活用するのもおすすめです。

オンラインスクールは自分の好きな場所とタイミングで学べ、大学や専門学校に比べて費用も少なくて済みます。

自分でスケジュールを決めながらコツコツと学んでいく必要はありますが、時間を取りづらい方や費用を抑えたい方におすすめです。

学歴としては残りませんが、スクールによっては就職をサポートしてもらえることもあります。

映像制作会社で働きながら知識を習得する

フリーランスの映像制作者として働く場合、知識・技術に加えて実績も求められます。

そのため、映像制作会社で働きながら経験を積んでいくのが有効です。

働きながら経験を積んでおけば、フリーランスとして独立した後もスムーズに仕事を得られます。

アシスタントなどのアルバイトは、未経験でも募集している場合があるため、応募してみると良いでしょう。

自分自身で知識・技術を得るための努力は欠かせませんが、リアルな現場で制作に携われるのは大きな魅力です。

フリーランスの映像制作者に必要な3つのスキル

フリーランスの映像制作者にとって、最も大切なスキルは以下の3つです。

・映像制作に関する知識や実績
・コミュニケーション力
・良い映像を作るための提案力

それぞれ見てみましょう。

映像制作に関する知識・実績

当たり前ですが、フリーランスの映像制作者には知識・実績が求められます。

クライアントは、「どんな映像を作れるのか」「これまでどんな仕事をしてきたのか」などの情報を元に、映像クリエイターを探すからです。

フリーランスの映像制作者を目指す方法でもご紹介したように、大学や専門学校、独学、アルバイトなど、自分に合った方法で知識・技術を身に付け実績を積みましょう。

始めのうちはなかなか実績を付けづらいかもしれませんが、小さな仕事を少しずつ積み重ねていってください。

コミュニケーション力

フリーランスで映像制作を行う場合、待っていても仕事は入ってきません。

営業をしたり、できる内容を自分自身でアピールするなど、積極的に動く必要があります。

また、依頼を受けた後はクライアントと打ち合わせをしながら、課題・目標などをヒアリングしていきます。

営業から打ち合わせに至るまで、どの場面でもコミュニケーション力は欠かせないスキルと言えるでしょう。

規模の大きい映像制作会社であれば、営業やクライアントとの打ち合わせに専任者がいる場合もあります。

しかし、フリーランスの映像制作者は営業・打ち合わせから実際の制作まで全てを行わなければいけないため、コミュニケーション力も重要なスキルの1つです。

良い映像を作るための提案力

クライアントが抱える課題や目標に対して、どんな映像を制作すればいいのか考えて提案する力も必要です。

映像制作において、撮影や編集の技術はもちろん必要ですが、企画・構成をきちんと練っていなければ、良い映像は制作できません。

クライアントの意見を汲み取った上で、最大限良い映像に仕上げられるよう、積極的に提案を行いましょう。

フリーランスとして映像制作の仕事を得る方法3選

実際に、フリーランスとして映像制作の仕事を得るためには、以下3つの方法がおすすめです。

・クラウドソーシングを利用する
・SNSを活用する
・企業に直接営業を行う

実力や実績に合わせて、自分に合った方法で仕事を探してみてください。

クラウドソーシングを利用する

フリーランスとして映像制作の仕事を得るためには、積極的な営業が必要です。

しかし、慣れていないうちは営業をかけてもなかなか仕事に結び付かず、諦めて挫折してしまうケースも少なくありません。

その点、クラウドソーシングであれば企業側が業務を発注している状態なので、手当たり次第に営業を行うよりも効率よく仕事に繋げられます。

自分ができる内容や実績をアピールする必要はありますが、上手く活用すれば仕事を得られるでしょう。

クラウドソーシングのサイトは以下のようにさまざまなので、案件などを探しながら利用してみてください。

・Lancers（ランサーズ）
・CrowdWorks（クラウドワークス）
・coconala（ココナラ）

利用前の登録と利用手数料はかかりますが、映像制作の実績がなくても挑戦できる仕事が多数掲載されています。

SNSを活用する

映像制作の仕事を探す際に、SNSを活用するのも有効な手段です。

たとえば、自分が制作した映像をSNS上にアップしておけば、興味を持った方から問い合わせのDMが入る可能性もあります。

また、「#映像制作者募集」や「#映像クリエイター募集」などと検索すれば、企業が出している募集要項の確認も可能です。

クラウドソーシングに比べてある程度の実績は求められるものの、気軽に仕事を探せて企業の方とも直接やり取りができます。

上手く活用すれば仕事の幅は広がるため、積極的に利用してみてください。

企業に直接営業を行う

映像制作に慣れて、フリーランスとしての実績ができてきたら、直接営業を行うのがおすすめです。

たとえば、自分が興味のある企業や地元の企業など、身近なところから営業をかけてみると良いでしょう。

また、映像制作会社や広告代理店など、映像制作の業務委託先を探している企業も存在します。

そういった企業であれば、仕事を得られる可能性も高まるので探してみてください。

フリーランスの映像制作者の年収

フリーランスの映像制作者として活動を始めたばかりの場合、実績を積むためにクラウドソーシングなどで仕事を探すことになります。

クラウドソーシングにはさまざまな案件があるものの、1件あたりの単価は比較的低いです。

しかし、実績を積んである程度知名度が出てきた場合、さまざまな企業から依頼されることもあります。

1件あたりの単価は自然と上がるため、年収も高くなるでしょう。

フリーランスの映像制作者の年収は、「200万円程度～1,000万円以上」と知識や技術、実績数で大きな差があります。

年収を上げるためには実績を積むことが先決

ここまでご紹介してきたように、フリーランスの映像制作者として年収を上げていくためには、実績を積むことが先決です。

実績は、多ければ多いほどクライアントからの信頼に繋がるからです。

また、過去の映像作品を見た企業から「うちも依頼したい」と仕事が入る可能性も高まります。

実績を積むのは簡単ではありませんが、まずは単価の低い案件でも積極的にチャレンジしましょう。

まとめ

本記事では、未経験でもフリーランスの映像制作者として働けるのか、目指す方法と必要なスキル、仕事を得る方法、年収の相場について解説しました。

映像制作の仕事をフリーランスで行う場合、幅広い知識や技術に加え実績が必要です。

未経験からフリーランスの映像制作者を目指すためにも、クラウドソーシングなどを利用しながら、コツコツと実績を積んでください。