「動画広告を配信すると、具体的に効果が得られるのだろう」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・動画広告の配信で得られる効果
・動画広告のメリット・デメリット
・動画広告の効果測定に用いられる指標
これまで広告といえばテレビのCMやWebサイトの静止画というものが主流でしたが、近年、動画広告を利用する企業が増えています。
費用対効果が高いとされる動画広告ですが、実際どのような効果が得られるのでしょうか。
そこで本記事では、映像制作を専門にする弊社が動画広告の効果やメリット・デメリット、効果測定に用いられる指標についてご紹介します。
動画広告を活用して効果を得たい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
創業15年の大阪の映像制作会社、株式会社インディゴの代表。映像業界で20年の経験を誇る。
2006年に単身でオーストラリアに渡り1年弱、現地の映像制作会社の業務に携わり、帰国後に独立しインディゴを創業。
映像に関する、企画、演出、撮影、CG制作など多くの見識があり実績として、クボタ、ダイキン、パナソニック、ハウスウェルネスフーズなど様々な関西大手企業の映像制作を手掛けている。
動画広告の配信で得られる効果
結論から言いますと、動画広告で得られる効果は次の3つです。
・サービスや商品を幅広い世代に知ってもらえる
・訴求力が強い
・クリック数が上がる
ひとつずつ解説していきます。
サービスや商品を幅広い世代に知ってもらえる
動画広告を配信する媒体として、YouTubeやInstagram、TwitterなどのSNSが上げられます。
SNSは10代~20代の利用率が高く、動画広告を配信することで若い世代にもサービスや商品を知ってもらうことが可能です。
これまでの静止画広告では獲得できなかった年齢層にも、効率よくアプローチができるという効果があります。
訴求力が強い
動画広告は、映像と音声を使ってユーザーの「視覚と聴覚」両方に情報を伝えることが可能です。
静止画広告に比べて一度に伝えられる情報が多いことから、ユーザーはサービスや商品の魅力を感じやすく、訴求力を強める効果が期待できます。
クリック数が上がる
動画広告は、サービスや商品の情報を映像と音声で伝えるため、ユーザーがイメージしやすく、購買意欲を高め効果があります。
購買意欲が高まると動画広告へのクリック数も自然と上がり、サービスや商品へ誘導しやすくなります。
ターゲットは誰なのかを明確にし、ターゲットに向けて動画広告を配信することで、より効率よくクリック数を上げられるでしょう。
動画広告のメリットとデメリット
動画広告は、様々な効果を得られる費用対効果が高い広告です。ここでは、配信するメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
動画広告は、視覚と聴覚の両方に情報を伝えられるのが最大のメリットです。
ユーザーは目で見た情報と耳で聞いた情報を元に、サービスや商品のイメージを膨らませることができます。
また、効果を測定しやすいという特徴があり、広告効果測定ツールを使って多角的に分析が可能です。配信して終わりではなく、配信しながら分析・改善することで、より高い効果を得られるでしょう。
動画広告のメリットについて詳しく知りたい方は、下記の記事で詳しく解説しています。
デメリット
動画広告のデメリットは、静止画広告に比べて制作に時間と費用がかかることが上げられます。
また、動画広告の内容がユーザーに響かなければ、動画の途中で離脱し最後まで視聴してもらえません。
これらのデメリットを解消するためにも、効果測定をして分析・改善を繰り返すことが大切です。
動画広告の効果測定で大切な指標5つ
動画広告の分析、改善に必要な効果測定に用いられる指標は次の5つです。
・視聴回数
・表示回数
・完全視聴率
・クリック数・クリック率
・コンバージョン数・コンバージョン率
順番に解説します。
視聴回数
視聴回数とは、ユーザーが動画広告を視聴した回数を指します。
媒体によって回数をカウントする条件が異なり、たとえば、YouTubeは、動画広告をクリックするか30秒以上視聴した場合にカウントされます。
回数が多ければ多いほど、たくさんのユーザーに視聴してもらえたことになり、宣伝効果が高い動画広告といえるでしょう。
表示回数
表示回数とは、ユーザーの画面上に動画広告のサムネイルが表示された回数を指します。
たとえば、表示回数は多いのに視聴回数が少ない場合、ユーザーがサムネイルを見ても興味を持たなかったということが分かります。
せっかく表示されていても視聴してもらえなければ、サービスや商品の訴求ができないため、ユーザーが興味をもつサムネイルに変更する必要があります。
完全視聴率
完全視聴率とは、動画広告が最後まで視聴された割合を指します。
たとえば、視聴回数が多いのに完全視聴率が少ないという場合、ユーザーが動画広告の内容に魅力を感じず、離脱してしまったということが分かります。
動画広告を最後まで見てもらうためには、最初の5秒が最も重要といわれているので、冒頭部分でユーザーの心をしっかり掴みましょう。ユーザーが魅力を感じるのはどんな内容か、検討することが大切です。
クリック数・クリック率
クリック数は、ユーザーが動画広告をクリックした回数を指します。
動画広告を視聴したユーザーが、もっと情報を得たいと感じた際にクリックをするため、サービスや商品の魅力が伝えられているかを測るための重要な指標です。
また、クリック数を表示回数で割った数値をクリック率といいます。
クリック率が低い場合は、動画広告の内容とユーザーが求める情報が異なる可能性があるので、内容やターゲットの見直し、配信する媒体の変更などで改善する必要があります。
コンバージョン数・コンバージョン率
コンバージョン数とは、動画広告をクリックしてWebサイトにアクセスしたユーザーが、何らかの行動をとった回数を指します。
たとえば、サービスについて問い合わせや資料請求をしたり、商品を購入したりと、動画広告を配信する側の目的を達成した場合にカウントされる仕組みです。コンバージョン数は、成約数と言い換えることもできます。
また、コンバージョン数をクリック数で割った数値をコンバージョン率といいます。
クリック数は多いのにコンバージョン率が低いという場合、ユーザーが動画広告でもったイメージとWebサイトに訪れた際の情報にズレが生じている可能性が大きいです。
コンバージョン率を上げるためには、動画広告とWebサイトの情報にズレがないように統一し、ユーザーが動画広告で得たイメージを損なわないようにしましょう。
まとめ
本記事では、動画広告の効果や測定するための指標についてご紹介しました。
様々な期待がもたれる動画広告ですが、ただ配信するだけでは良い効果が得られません。
ユーザーが求める情報を分析し動画広告の内容を改善していくことで、良い効果を得ることが可能です。
分析と改善を繰り返しながら、動画広告の効果を最大限に感じてみてください。