「YouTube動画の構成はどうやって考えればいいのだろう?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・YouTube動画の構成と考え方
・YouTube動画のポイント
・YouTube動画制作にかかる費用
YouTubeで動画配信をしようとしている方であれば、動画の構成については悩むところですよね。動画を作成するうえで、しっかりとした構成を考えることは最も重要と言っても過言ではありません。
そこで本記事では、YouTube動画の構成について、考え方や考える上でのポイント、費用相場についてご紹介します。
構成をどう考えればいいか分からないという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
創業15年の大阪の映像制作会社、株式会社インディゴの代表。映像業界で20年の経験を誇る。
2006年に単身でオーストラリアに渡り1年弱、現地の映像制作会社の業務に携わり、帰国後に独立しインディゴを創業。
映像に関する、企画、演出、撮影、CG制作など多くの見識があり実績として、クボタ、ダイキン、パナソニック、ハウスウェルネスフーズなど様々な関西大手企業の映像制作を手掛けている。
YouTube動画の構成とは
YouTube動画において構成とは、どんな内容で撮影をするかあらかじめ決めておく「設計書」のようなものです。
YouTubeを始めたばかりの方は撮影に目がいきがちですが、構成をあらかじめ考えておくとスムーズに分かりやすい動画を作ることができます。
たとえば、YouTube動画を撮影する前に構成を考えていなければ、いざ撮影をしても何をどう伝えればいいのか迷いがでてしまいます。
撮り直しが必要になったり、視聴者にとって分かりにくい動画になってしまったりと良いことがありません。
初めのうちは手間に感じるかもしれませんが、良い動画を作るためにもしっかりと構成を考えることが重要です。
YouTube動画の構成の考え方
YouTube動画にとって最も重要といえる構成ですが、実際にどう考えれば良いのでしょうか。ここでは、構成の考え方を基本的な2つのパターンを用いてご紹介します。
起・承・転・結
ひとつめは、「起承転結」のパターンです。起承転結は、YouTube動画だけでなくテレビドラマや小説、漫画などでも使われる構成の手法です。ストーリー性をもち、見ている人を惹きつける効果があります。
・起
オープニング部分にあたり、あいさつや動画の内容を簡単に伝えます。動画を見進めるかどうかに関わる部分なので、できるだけ簡潔にして視聴者の興味をひく内容にすることが大切です。
・承
「承」ではオープニングで伝えた動画の内容を、少しずつ進めていきます。本題への準備段階にあたり、視聴者の興味が本題に向かって膨らんでいくように伝えることが必要です。
・転
動画の本題部分にあたり、一番盛り上がりをもたせるのが「転」です。見せ方は様々ですが、視聴者に驚きや感動を与えることができれば、動画の内容を強く印象付けられるでしょう。
・結
エンディング部分にあたり、動画の内容をまとめたりあいさつをして締めくくります。視聴者にチャンネル登録や高評価を求めても良いでしょう。
PREP(プレップ)法
PREP法は、プレゼンやニュースなどにも使われる構成の手法です。結論を最初に伝えるため、視聴者は得たい情報をすぐに知ることができます。
・Point(要点)
PREP法は、オープニング部分で動画の要点や結論を先に伝えます。視聴者がすぐに動画の結論を理解できるように、端的に伝えることが大切です。
・Reason(理由)
オープニングで紹介した結論に至った理由を伝えます。視聴者が結論に納得できるように、しっかりとした理由を伝えなければいけません。
・Example(具体例)
ここでは、結論に至った理由をより分かりやすくするための具体例を伝えます。具体例を用いることで視聴者はイメージがしやすく、動画の内容をより深く理解してもらえるでしょう。
・Point(要点)
再度、エンディング部分で要点や結論を伝えます。繰り返し伝えることで説得力が増し、視聴者の印象にも残りやすくすることが可能です。
YouTube動画の構成を考える上で重要なポイント
YouTube動画の構成を考える上で大切なポイントは次の4つです。
- 何のための動画なのか
- 誰に見てほしいのか
- 動画で何を伝えたいのか
- どのように表現するのか
順番に解説していきます。
何のための動画なのか
YouTube動画を配信することで、どんな結果を得たいのか目的をはっきりさせましょう。
たとえば、「登録者を増やして収益化したい」や「ブランド力を上げたい」など、設定することで効果的な構成を考えられるようになります。
誰に見てほしいのか
性別や年齢層、職業など誰に見てほしいのか具体的に設定します。たとえば、「40代の会社員男性」や「30代の主婦」など、細かく組み合わせてターゲットを設定することが重要です。
動画で何を伝えたいか
動画を通して何を伝えるか決めます。また、視聴者にどんな内容を伝えれば設定した目的を達成できるか考えておきましょう。
たとえば、ブランド力を上げるために「他社にはない商品の魅力を伝える」など、視聴者が興味をもつ内容を盛り込むことが大切です。
どのように表現するのか
動画の目的やターゲット、伝えたい内容を決めたら、どのように表現するかも考えましょう。例をあげると「ブランドの商品を紹介する際にモデルを起用する」など、表現方法によって構成も違ってきます。
YouTube動画制作にかかる費用相場
効果の高い動画を制作するためには、映像制作会社などに外注する方法もあります。ここでは、YouTube動画の制作にかかる費用相場を工程ごとに見てみましょう。
編集を依頼する場合
・1万円~5万円
自社で企画と構成を考えて、撮影したデータの「編集」だけを依頼する際の相場です。
動画の長さや編集内容によっては相場よりも高くなることがありますが、10分以内の動画に基本的な編集を加える場合は1万円~5万円程度と考えておくと良いでしょう。
企画構成から編集まで依頼する場合
・5万円~10万円
撮影以外の「企画」「構成」「編集」を依頼する際の相場です。
映像制作会社で考えた企画と構成をもとに自社で撮影を行ない、撮影データを編集をしてもらいます。
工程が増えるため費用もかかりますが、構成を考えてもらうことでより効果的な動画を制作できるでしょう。
撮影を依頼する場合
・3万円~10万円
YouTube動画を制作するにあたり、撮影は自社で行なうという方が多いですが、撮影機材がない場合は外注することも可能です。
撮影に使用する機材やカメラマンなどスタッフの人数によっても料金が変わりますが、よりクオリティの高い動画にしたい場合は、撮影も依頼すると良いでしょう。
とはいえ、いきなり依頼をするというのは少しハードルが高いですので、まずは映像制作会社に一度、相談してみることをおすすめします。弊社では、無料で相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
本記事では、YouTube動画の構成について、考え方やポイント、費用相場についてご紹介しました。
スマートフォンなどでも手軽に配信ができるYouTubeですが、ただ撮影するだけでは良い動画を作ることができません。
視聴者が最後まで見たいと思うような動画を作るには、構成をしっかりと考えることが最も重要です。YouTube動画を通しての目的やターゲット、伝えたい内容をしっかり決めて、ぜひ効果的な構成を考えてみてください。