「動画制作を個人に依頼した場合、料金の相場はどれくらいなの？」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・動画制作を個人に依頼する場合の料金相場
・動画制作を個人に依頼する魅力と注意点
・個人のクリエイターを探す2つの方法

動画制作を外注する場合、制作会社へ依頼するのが一般的でしたが、近年は個人（フリーランス）に依頼する選択も増えています。

しかし、いざ依頼しようと思っても、料金がどれくらいかかるのか分からない方は多いでしょう。

そこで本記事では、動画制作を個人に依頼する場合の料金相場、魅力や注意点、クリエイターを探す方法についてご紹介します。

動画制作を個人に依頼したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

動画制作を個人に依頼する場合の料金相場

動画制作を個人に依頼する場合、5～15万円が相場と言われています。

もちろん、依頼するクリエイターのレベルなどによって価格は大きく変わりますが、一般的な制作会社の価格と比べて5～7割程度と思えば良いでしょう。

動画の内容によって価格は変わるため、それぞれ詳しくご紹介します。

インタビュー動画

インタビュー動画は、5分以内の短い内容であれば、3～10万円程度が相場です。

ただし、動画の尺や撮影場所、編集内容などで価格はは高くなる可能性もあるため、事前に内容を精査しておかなければいけません。

イベント・セミナー動画

イベント・セミナー動画は、規模によって使用する機材も変わるため、10～50万円程度と相場に幅があります。

たとえば、小さい会議室でのセミナーであれば必要機材は少なく済みますが、大規模なイベントとなれば、機材だけでなくスタッフも多く必要になり価格は上がります。

個人で活動されている方の場合、大規模な動画制作は受けてもらえないこともあるため、事前に確認が必要です。

企業紹介動画

企業紹介動画は、動画の尺だけでなく編集内容によって価格が変わります。

一般的な相場は10万円～と言われていますが、特殊なエフェクトを使用したり、動画内に使用する素材によって大きく異なるのが特徴です。

商品・サービス紹介動画

商品・サービス紹介動画は、10～30万円程度が相場と言われています。

しかし、出演者を起用したりロケ撮影などを行う場合は別途費用が発生するため、30万円を超えることも珍しくありません。

アニメーション動画

アニメーション動画は、動画の尺やアニメーションの種類で価格が変わります。

相場は20～50万円程度といわれていますが、スライドショー形式などであれば10万円以下で制作を依頼できることもあります。

本格的な3Dアニメーションや、オリジナルのイラストから制作を依頼するとなると価格は大幅に上がるため、素材サイトなどを上手く活用するのがおすすめです。

動画制作を個人に依頼する3つの魅力

動画制作を個人に依頼する魅力を大きく3つご紹介します。

費用を抑えられる

一般的な制作会社に依頼する場合、専門的な知識・技術を備えたクリエイターが複数人関わるため、費用は高くなる傾向にあります。

しかし、個人の場合は撮影から編集など少人数で行うため、費用を抑えられるのが魅力です。

作業の自由度が高い

個人に依頼する場合、制作会社に比べて作業に関する自由度が高いのも魅力です。

たとえば、制作を進めている最中に「ここをもう少し〇〇したい」など変更がある場合、個人のクリエイターであれば比較的柔軟に対応してもらえます。

もちろん、クリエイターによってはあらかじめ修正できる回数を設けていたり、変更の費用が発生する可能性もありますが、制作会社に比べると自由度は高いと言えるでしょう。

スムーズなやり取りが可能

制作会社の場合、多くの人が制作に関わっているため、連絡を取りたくても時間がかかる可能性があります。

しかし、個人の場合は関わる人も少ないため、スムーズなやり取りが可能です。

動画制作を個人に依頼する3つの注意点

動画制作を個人に依頼する魅力についてご紹介しましたが、注意点も知っておきましょう。

クオリティに差が出る

個人に依頼する場合、クリエイターのレベルによってはクオリティに差が出る可能性もあります。

制作会社ではチームを組んで制作を進めるため、クオリティに差が出るなどの問題はほとんどありません。

しかし、個人の場合は駆け出しのクリエイターも多いため、依頼する人によってクオリティが変わる可能性は高いです。

最近は、制作会社から独立して個人で活動する優秀なクリエイターの方も増えていますが、依頼する際は実績などを細かく確認しなければいけません。

信頼できる人か見極めが必要

個人に依頼する場合は、信頼して制作を任せられる人なのか見極めが必要です。

近年、クラウドソーシングなどから個人に動画制作を依頼する企業も増えつつありますが、「納期を守ってもらえない」「連絡がつかなくなった」といった問題も少なからずあります。

依頼する場合は、実績だけでなく過去の取引内容なども確認し、本当に信頼できる人なのか見極めましょう。

動画配信後の管理はできない可能性が高い

制作会社に依頼した場合、企画から撮影、編集、配信も含めて対応してもらえることがあります。

しかし、個人の場合は完成したら終わりで、配信やその後の管理などは対応してもらえないことがほとんどです。

動画配信や配信後の効果測定なども合わせて行いたい場合は、対応しているか事前に確認する必要があるでしょう。

個人のクリエイターを探す2つの方法

実際に個人のクリエイターを探す方法を2つご紹介します。

クラウドソーシングで探す

個人のクリエイターを探す場合、クラウドソーシングサービスを利用する方法があります。

代表的なサイトは以下です。

・Lancers（ランサーズ）
・CrowdWorks（クラウドワークス）
・coconala（ココナラ）

クラウドソーシングサービスであれば、全国にいるクリエイターの中から、自社に合った人材を募集できます。

ただし、注意点でもご紹介したように、さまざまなレベルのクリエイターがいるため、過去の実績や評価などからクオリティが問題ないか確認する必要はあるでしょう。

SNSで探す

SNSを通して自身の作品をアップしているクリエイターも多いため、気になる方がいれば直接DMなどで相談するのも1つの手です。

また、SNSで「#動画クリエイター募集」などと投稿して募集する方法もあります。

クラウドソーシングと違って評価などは分からないため、直接やり取りをして信頼できる人か見極める必要はありますが、良い人材に出会える可能性もあるでしょう。

まとめ

本記事では、動画制作を個人に依頼する場合の料金相場、魅力や注意点、クリエイターを探す方法についてご紹介しました。

個人の場合、制作会社に比べて低価格で依頼できることが多いため、費用を抑えたい方にとってはおすすめと言えます。

しかし、クオリティや信頼性といった問題もあるため、依頼するクリエイターは慎重に選ぶ必要があるでしょう。

動画編集を依頼する際は、クオリティ、コスト、納期のバランスを考えて、個人と制作会社をご検討ください。