「結晶構造に関するフリーソフトには、どんなものがあるの?」
「結晶構造について分かりやすく発表するためにはどうすればいい?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・結晶構造を描画・解析できるフリーソフト2選
・結晶構造の発表に映像制作スキルが必要な理由
・映像制作スキルを習得するためには
・映像制作会社の必要性
結晶構造の描画や解析にはソフトが必要なものの、高額なため「よいフリーソフトはないの?」と感じている方もいるでしょう。
また、学会などを通して発表の機会がある方は、結晶構造をより分かりやすく見せたいと思うはずです。
そこで本記事では、結晶構造を描画・解析できるフリーソフト、結晶構造の描画に映像制作スキルが必要な理由と映像制作会社の必要性について解説します。
結晶構造に関するフリーソフトを探している方や、発表をより良くしたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
創業15年の大阪の映像制作会社、株式会社インディゴの代表。映像業界で20年の経験を誇る。
2006年に単身でオーストラリアに渡り1年弱、現地の映像制作会社の業務に携わり、帰国後に独立しインディゴを創業。
映像に関する、企画、演出、撮影、CG制作など多くの見識があり実績として、クボタ、ダイキン、パナソニック、ハウスウェルネスフーズなど様々な関西大手企業の映像制作を手掛けている。
結晶構造を描画・解析できるフリーソフト2選
結晶構造を描画・解析できるフリーソフトについて、以下2つをご紹介します。
・VESTA
・RIETAN
それぞれ詳しく見てみましょう。
結晶構造のフリーソフト:VESTA
VESTAは結晶構造を描画して可視化できるプログラムで、電子・核密度などの三次元データや、結晶外形にも対応可能です。
無料とは思えないような高機能が魅力で、結晶構造も簡単な手順で可視化できます。
また、タブを使用すれば複数のファイルを同時に開けるため、操作性・作業効率ともに優れてるソフトです。
商用でなければ、フリーソフトとしてWindowsやMacなど主要OSで操作できます。
ただし、研究資料などにVESTAで作成したイメージを掲載する場合、指定された論文を引用しなければ著作権侵害にあたるため注意が必要です。
VESTAの詳細ページをよく確認するようにしましょう。
ダウンロード方法や使い方に関しては、以下のYouTubeでも紹介されているので、参考にしてみてください。
結晶構造のフリーソフト:RIETAN
RIETANは、結晶構造を解析できるプログラムで、解析以外にもさまざまな機能が無料で使用できます。
VESTAと同様、商用でなければフリーソフトとして問題なく使用できますが、研究資料などに活用したい場合は指定の論文を必ず引用しましょう。
RIETANに関しても、以下のYouTubeで詳しく紹介されているので、参考にしてみてください。
結晶構造の発表に映像制作スキルが必要な2つの理由
フリーソフトで描画・解析したデータを発表する場合、映像制作と組み合わせるのが有効です。
ここでは、結晶構造の発表に映像制作スキルが必要な理由を大きく2つご紹介します。
結晶構造を分かりやすく表現するため
フリーソフトで描画・解析したデータは静止画の情報なので、画像とテキストで説明しなければいけません。
また、学会などで発表を行う場合も、口頭での説明は担当者によってばらつきが出たり、相手に伝わりづらい可能性もあるでしょう。
しかし、映像制作スキルがあれば、結晶構造の描画・解析データを元に、テキストやシーンに合わせたBGMなどを組み合わせて、より分かりやすい表現が可能です。
同じ発表時間であっても、映像の方がより多くの情報を伝えられるため、結晶構造の発表に映像制作スキルは必要といえます。
結晶構造の理解度を高めるため
分かりやすく表現するのと同様、映像を用いれば結晶構造の理解度を高めることも可能です。
たとえば、結晶構造をアニメーションにすることで、さまざまな方向からの描画データを見せたり、結晶構造のシミュレーションも見せられます。
フリーソフトの描画・解析データだけでは十分と言えなかった情報でも、映像を組み合わせればより理解しやすくなります。
映像制作スキルを習得するためには
映像制作スキルを習得する場合、企画・構成から撮影、編集とさまざまな工程を理解しておかなければいけないため、大学や専門学校で学ぶ必要があります。
大学や専門学校であれば、最新の技術や機器を用いて実践的に学べるため、スキルが身につきやすいです。
時間や費用はかかりますが、スキル習得への一番の近道といえます。
映像制作スキルの習得は独学では難しい
最近は、インターネット上にさまざまな情報がアップされているため、映像制作スキルを独学で習得しようと考える方もいるでしょう。
しかし、先程もご紹介したように、映像制作と一括りに言ってもさまざまな工程が必要なので、独学で全てを理解するのは難しいです。
また、独学で知識・技術を習得するためにはかなりの時間がかかり、現実的ではありません。
映像制作会社の必要性
映像制作スキルが必要とは言え、結晶構造の研究などをメインとしている場合、なかなかスキルを磨く時間は取れないでしょう。
そこで、必要となるのが映像制作会社です。
ここでは、映像制作会社の必要性についても2つご紹介します。
目的に合わせた映像制作が可能
映像制作会社に外注すれば、目的に合わせた映像制作が可能です。
たとえば、結晶構造を学会で発表するのが目的の場合、多くの人に分かりやすいようテロップを入れたり、惹き込まれるようなBGMの挿入も有効といえます。
目的に合わせて映像の内容を工夫できるのは、大きなメリットです。
的確な演出を提案してもらえる
映像制作会社であれば、結晶構造のデータをどう見せたいのか、見る人にどんな印象を与えたいのかなどの希望に対して、的確な演出を提案してもらえます。
見る人を惹きつけて最後まで飽きさせないためには、演出も工夫する必要があるので、プロの知識や技術は欠かせません。
映像制作会社であれば、企画から撮影・編集までの全ての工程をプロが担当するため、的確な演出でより良い映像に導いてくれます。
まとめ
本記事では、結晶構造に関するフリーソフトと結晶構造の描画に映像制作スキルが必要な理由、映像制作会社の必要性について解説しました。
結晶構造のフリーソフトは、描画や解析には特化しているものの、学会などへの発表にはあまり向いていません。
分かりやすく発表するためには、映像との組み合わせが有効なので、映像制作スキルの習得や、映像制作会社への外注も検討してみてください。