【これで解決】YouTube動画広告の料金を種類ごとに解説!

「YouTubeに動画広告を配信する場合、どれくらいの料金がかかるの?」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・YouTube動画広告の仕組み
・YouTube動画広告の種類と料金
・YouTube動画広告で費用対効果を上げる4つのポイント
・YouTube動画広告の制作にかかる費用

YouTubeに動画広告を出稿しようと考えているものの、料金が分からず迷っている方も多いのではないでしょうか。

YouTube広告は種類もさまざまで、選ぶ広告によって特徴や料金は大きく異なります。

そこで本記事では、YouTube動画広告の仕組みや種類ごとの料金、費用対効果を上げるポイントをご紹介します。

YouTube動画広告の制作にかかる費用もご紹介していますので、出稿を検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。

YouTube動画広告の仕組み

YouTube動画広告の仕組み

YouTubeの動画広告はオークション形式になっており、Google管理の元、入札価格によって配信する広告が決まります。

配信希望の広告枠に対して上限金額を設定しておけば、Google側で自動的にオークションされる仕組みです。

分かりやすく解説すると、「50円で入札したA社」と「60円で入札したB社」がいた場合、配信されるのは入札金額の高いB社の広告になります。

また、B社の広告価格は、A社が設定した50円に1円プラスした51円です。

ただ、YouTubeの動画広告は入札金額と合わせて、広告を10段階で評価する「品質スコア」も設けられています。

入札金額が他社より低かったとしても、品質スコアの高い広告であれば表示される可能性もあるのが特徴です。

広告を入札でき、実際に配信価格が決まったとしても、料金は課金条件を満たしていなければ発生しません。

課金条件は3つあるので、それぞれ見てみましょう。

課金の仕組み:CPC

CPCは「Cost Per Click」の略で、動画広告のリンクをクリックするごとに課金される仕組みです。

表示のみでクリックされなかった場合、料金は発生しません。

課金の仕組み:CPV

CPVは「Cost Per View」の略で、動画広告を再生するごとに課金される仕組みです。

YouTubeの場合、動画広告の視聴時間で課金が決まります。

・30秒以上の動画広告:30秒視聴で料金が発生
・30秒以下の動画広告:最後まで視聴で料金が発生

課金の仕組み:CPM

CPMは「Cost Per Mille」の略で、動画広告が1,000回表示されるごとに課金される仕組みです。

視聴に関わらず、動画広告の表示で料金が発生します。

YouTube動画広告の種類と料金

YouTube動画広告の種類と料金

実際、YouTube動画広告を配信するにはどれくらいの料金がかかるのか、広告の種類ごとに相場をご紹介します。

TrueViewインストリーム広告

TrueViewインストリーム広告は、動画の最初や最後、途中に流れる動画広告です。

タイミングによって名前は異なり、動画が始まる前に流れる「プレロール広告」・途中に流れる「ミッドロール広告」・動画終了後に流れる「ポストロール広告」と呼ばれています。

また、TrueViewインストリーム広告はスキップできる・できないの2種類に分かれるのが特徴です。

【スキッパブル広告】
スキップできるインストリーム広告で、動画広告が再生されてから5秒経過すると、「広告をスキップ」というボタンが表示されます。

ボタンをクリックせずに30秒以上視聴するか、リンク先にアクセスした場合に料金が発生するCPV課金方式です。

視聴時間が30秒に満たなければ料金は発生せず、関心度の高いユーザーを取り込みやすいのがメリットと言えます。

料金の相場は「2~25円」です。

【ノンスキッパブル広告】
スキッパブル広告とは反対に、スキップできないインストリーム広告です。

広告の長さは15秒以下で、1,000回表示ごとに料金が発生するCPM課金方式になっています。

スキップできないため、多くのユーザーに認知されるといったメリットはあるものの、鬱陶しいなどマイナスな印象を与える可能性もあります。

料金の相場は「400~600円」です。

スキップできる・できない、動画内のどのタイミングで動画広告を配信するのかなど、さまざまな組み合わせで配信できる動画広告です。

TrueViewディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告は、YouTubeの検索結果画面や再生ページの右側、モバイル版トップページに表示される動画広告です。

サムネイルやタイトル、説明文が表示されており、クリックすると料金が発生します。

基本的に、興味を持った人がクリックするため、効率よくアピール可能です。

また、サムネイルなどを工夫すれば、クリックされなくても認知度を上げられる可能性があります。

CPC課金方式で、相場は「3~20円」です。

バンパー広告

バンパー広告は、動画の最初や最後、途中に流れる6秒以内の短い動画広告です。

ノンスキッパブル広告と同じくスキップはできず、1,000回表示ごとに料金が発生するCPM課金方式になっています。

スキップはできないものの短い時間で終わるため、マイナスな印象は与えにくいと言えます。

料金の相場は「10~600円」です。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、WebサイトやアプリといったYouTube以外のプラットフォームに表示される、モバイル専用の動画広告です。

ユーザーの画面内に動画広告が表示されると、ミュート状態で再生されます。

タップするとミュートは解除され、他の動画広告と同様に視聴できるのが特徴です。

CPM課金方式ですが、表示されている範囲の大きさでカウントされるかは変わります。

たとえば、動画広告の半分以上表示された状態で、2秒以上再生すると1カウントです。

全体が表示されていても、スクロールなどで2秒以上視聴されなかった場合はカウントされません。

1,000回で料金が発生し、相場は10〜500円です。

マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面に表示される動画広告で、最上部の一番目立つところに配置されています。

目立つ分、高い訴求効果を期待できますが、料金はかなり高額になるのが特徴です。

広告枠を買い取る「日別単価制」か、1,000回表示ごとに料金が発生するCPM課金方式になっており、配信するためには事前に予約する必要があります。

料金の相場は、「数百万円」です。

YouTube動画広告で費用対効果を上げる4つのポイント

YouTube動画広告で費用対効果を上げる4つのポイント

YouTube動画広告の仕組みや料金相場が分かったところで、費用対効果を上げる4つのポイントについても見てみましょう。

目的・ターゲットを明確にする

目的・ターゲットを明確にしておくのは、費用対効果を上げるために重要なポイントです。

たとえば、目標が認知度アップであればインストリーム広告やバンパー広告、コンバージョン数アップであればディスカバリー広告のように、向いている広告は変わります。

また、YouTube動画広告は細かいターゲティング設定ができるため、ターゲットも事前に決めておきましょう。

内容に見合った広告を選ぶ

種類でもご紹介したように、動画広告それぞれで特徴は大きく異なります。

スキップできる広告やできない広告、6秒以内の短い広告から30秒以上の少し長めの広告もあるため、動画の内容に合わせて適切なものを選びましょう。

ただ、どの広告にも言えることですが、始めにインパクトを与えてユーザーの気を惹かなければ、広告は見てもらえません。

ユーザーに興味を持ってもらうためにも、制作時のポイントとして覚えておいてください。

効果検証を繰り返す

動画広告は1度の配信で思い通りの結果が出ることはあまりありません。

効果検証を繰り返しながら、少しずつ良い結果になるよう修正していきましょう。

YouTubeアナリティクスやGoogleアナリティクスといった分析ツールを使用すれば、配信した動画広告の効果を確認できます。

どちらも無料で使用できるため、活用してみてください。

クオリティの高い動画を作成する

当たり前のことですが、費用対効果を上げるためには、動画自体のクオリティも求められます。

いくら目標やターゲットを設定し、戦略立てて配信をしていても、動画のクオリティが低ければ見てもらえないからです。

プロの制作会社に外注すれば、クオリティの高い動画を作成できるのはもちろん、費用対効果が上がるように提案してもらえることもあります。

クオリティを確保するためにも、プロの制作会社への外注を検討してみてください。

YouTube動画広告の制作にかかる費用

YouTube動画広告の制作にかかる費用

制作会社に動画制作を外注する場合、費用相場は「20〜50万円」です。

ただ、依頼する制作会社によって大きく異なるため、相場よりも安い・高いがあります。

また、動画内容によっても異なるため、代表的な3つの費用相場も見てみましょう。

商品・サービス紹介動画

商品・サービス紹介動画の費用相場は、「30〜200万円」です。

動画の長さや、演者を起用するのか、どこで撮影するのかなど、演出によって大きく変わります。

企業・学校紹介動画

企業・学校紹介動画の費用相場は、「50〜200万円」です。

商品・サービス紹介動画と同様、演出で費用は変わります。

企業の場合は社員が出演することで、演者の費用はかからないため、工夫次第で費用を抑えることも可能です。

アニメーション動画

アニメーション動画は、「10〜300万円」です。

フリーのイラストなどを活用すれば費用は抑えられますが、オリジナルのキャラクターなどを一から制作するとかなり高額になります。

費用は、制作会社ごとに異なるため、まずは見積もりを取るのがおすすめです。

まとめ

まとめ

本記事では、YouTube動画広告の仕組みや種類ごとの料金、費用対効果を上げるポイント、制作にかかる費用をご紹介しました。

YouTubeの動画広告は少ない費用でも始められるため、取り組む方が増えています。

しかし、仕組みや広告の種類・特徴を理解し、合うものを選ばなければ効果は得られません。

YouTube動画広告の配信を検討している方は、本記事を参考に費用対効果の高い広告を目指してみてください。

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