【質が上がる】動画制作におけるナレーションの3つの効果や収録方法を解説!

「動画にナレーションを入れるとどんな効果があるの?」
「動画制作でナレーションを入れる方法は?」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・動画制作におけるナレーションの3つの効果
・動画制作でナレーションを入れる方法と必要機材
・動画制作でナレーションを入れる際の3つのポイント

動画制作において、ナレーションを入れるかどうか迷う方は多いと思います。

しかし、ポイントを抑えたナレーションにはさまざまな効果があり、動画の質を上げる要素にもなるのです。

そこで本記事では、動画制作におけるナレーションの効果、入れる方法と必要機材、ポイントを詳しく解説します。

動画制作でナレーションを入れるかどうか迷っている方は、ぜひ参考に読んでみてください。

動画制作におけるナレーションの3つの効果

動画制作におけるナレーションの3つの効果

動画制作においてナレーションは、ただ内容を読み上げるだけでなくさまざまな効果をもたらしてくれます。

ここでは、大きく3つの効果について解説します。

動画の内容を理解しやすくなる

動画にナレーションを入れておけば、視覚と聴覚の両方に情報を届けられるため、ユーザーは内容を理解しやすくなります。

たとえば、視覚から入る情報だけではユーザーに伝わりづらい内容でも、ナレーションを加えて解説することで情報量が増えるため、誰からも分かりやすい動画に仕上げられます。

また、「動画のシーンに含めるほどではないけれど伝えたい」といった情報は、ナレーションで補足すれば上手く伝えられるでしょう。

ナレーションがあればユーザーの理解度が高まるのはもちろん、視覚に障がいのある方も情報を得られます。

たとえ短い動画であっても多くの情報を届けられ、内容をより理解しやすくなるのがナレーションの効果です。

多言語化すれば海外の人にも伝えられる

ナレーションは、日本語に限らず多言語で入れられるため、海外の方にも動画の情報を届けられます。

同じ内容の動画を日本版・海外版と2本制作するのは時間もコストもかかりますが、ナレーションを変えるだけであれば、そこまで手間はかかりません。

もちろん、ネイティブスピーカーを探す必要はありますが、ナレーションは海外の方にも分かりやすく情報を届ける効果があります。

声色で感情を表現できる

動画のナレーションは、声色によって感情を表現できるのも効果の1つです。

たとえば、少し高めの声で話せば「楽しい」「嬉しい」「驚き」などの感情を表現しやすくなります。

また、低めの声でゆっくりと話せば、「冷静」「怒り」「悲しい」といった感情を表現しやすいでしょう。

視覚から入る情報だけでは感情までは伝わりづらいですが、ナレーションを活用すれば声色で感情を表現できます。

ただ、上手く表現できているのかは自分自身で分かりづらいため、他者に聞いてもらいながら進めるのがポイントです。

動画制作でナレーションを入れる方法3選

動画制作でナレーションを入れる方法3選

実際に動画制作でナレーションを入れる方法は、以下の3つがあります。

  • 自社で入れる
  • プロに依頼する
  • 合成音声を活用する

それぞれ見てみましょう。

自社でナレーションを入れる

ナレーションを入れる際、マイクなどの機材を準備しておけば、自社でも収録が可能です。

また、ボイスレコーダーなどの機能が搭載されているパソコンで手軽に収録する方法もあります。

自社でナレーションを入れれば、コストをかけずに動画制作を進められる点が魅力です。

ただし、原稿をただ読むだけではナレーションの効果があまり得られません。

先述した声色も考えながら、収録を進めてください。

YouTubeなどではプロのナレーターがコツを紹介している動画もあるため、事前に練習してから挑むのもおすすめです。

必要な機材については、次項で詳しくご紹介します。

プロのナレーターに依頼する

クオリティの高いナレーションを入れたい場合は、プロのナレーターに依頼するのが一番です。

依頼するコストは発生してしまいますが、プロであれば高い技術を持っているため、動画の内容を上手く惹き立てられます。

また、動画の内容に合わせて「〇〇な声質の人が良い」と指定しやすいのも魅力的です。

自社で収録するとどうしても素人感がでやすくなってしまいますが、プロであれば安心して任せられるでしょう。

合成音声を活用する

自社での収録、プロへの依頼以外に合成音声を活用してナレーションを入れる方法もあります。

「ナレーターソフト」と調べると、無料・有料さまざまなソフトが用意されているため、まずは無料ソフトから試してみると良いでしょう。

ただ、ナレーターソフトはあらかじめ用意された50音の合成音声で文章を読み上げていく仕組みなので、使用するソフトによっては違和感のあるナレーションに仕上がる可能性があります。

趣味で制作する動画であれば問題ありませんが、ビジネスシーンで使用する動画の場合は、プロへの依頼を検討してみてください。

ナレーションの収録に必要な機材

ナレーションの収録に必要な機材

ナレーションを自社で行う場合、必要な機材は大きく4つです。

それぞれご紹介します。

コンデンサーマイク

コンデンサーマイクは、ナレーションやボーカルなどの収録に向いているマイクで、細かい音声まで拾えるのが特徴です。

ダイナミックマイクという種類もありますが、ナレーションには向かないためコンデンサーマイクを用意しましょう。

また、パソコンやスマートフォンなどのボイスレコーダーは、雑音が入りやすいためおすすめできません。

練習などで録音する分には良いですが、本番の収録にはきちんとしたマイクを用いてください。

マイク関連アクセサリー

マイクケーブルやマイクスタンド、マイクホルダーといった関連アクセサリーも必要です。

ナレーションは原稿を見ながら収録するため、マイクスタンドやマイクホルダーを用いてしっかりと固定しておかなければいけません。

マイクのサイズに合わせて、安定するものを選んでください。

また、ケーブルも商品ごとに長さが異なるので、収録する環境に合わせて、合う長さのケーブルを用意しましょう。

オーディオインターフェース

オーディオインターフェースは、マイクをパソコンにつないで音声を取り込むための機材です。

アナログ信号をデジタルに変換することで、パソコンなどの端末でもデータとして扱えるようにします。

コンデンサーマイクを使用する場合は、ファンタム電源に対応したオーディオインターフェースを用意してください。

音声編集ソフト

パソコンに取り込んだ音声の編集を行う場合、音声編集ソフトも必要です。

音声編集ソフトでは不要な部分をカットしたり、ノイズ除去やボイスチェンジなどもできます。

ソフトごとにできる機能は異なるため、どんな編集が必要なのか考えて選ぶのがおすすめです。

動画制作でナレーションを入れる際の3つのポイント

動画制作でナレーションを入れる際の3つのポイント

動画制作でナレーションの効果を最大限に引き出すためには、ポイントを抑えて収録しなければいけません。

ここでは、重要な3つのポイントを解説します。

あらかじめ原稿を用意しておく

ナレーションを収録する際は、あらかじめ話す内容の原稿を用意するのがポイントです。

原稿を用意していなければ、内容が飛んでしまったり無駄な間ができてしまう可能性もあります。

スムーズに収録するためにも、3つの点を意識して原稿を作成しておいてください。

原稿はシンプルな内容にする

ナレーションの原稿は、音声だけで聞いても理解できるようにシンプルな内容にするのが大切です。

難しい言葉や言い回しは避け、誰が聞いても分かりやすい文章にしてください。

また、情報を詰め込みすぎると、かえって内容が頭に入ってこないため、一文一文は短くまとめましょう。

動画を見て分かる内容は省略する

動画を見れば理解できるような単純な内容は、原稿に含めないようにします。

ナレーションは、動画の内容を補足して理解度を高めるために用いるので、説明しすぎないように注意が必要です。

動画だけでは不十分と感じるシーンを中心に、補うイメージで原稿を作成してください。

複数人で原稿を読み合う

原稿を一通り作成したら、複数人で読み合って確認するのも重要です。

原稿作成時は良いと思っていても、実際に他者が読んでいるのを聞くと違和感を感じることもあります。

説明に過不足がないか、言い回しなどがおかしくないかを必ず複数人で確認してください。

また、収録までに繰り返し練習し、実際に録音してみるのもポイントです。

練習・録音しながら、誰がナレーターに適任か選んでも良いでしょう。

動画のターゲットや内容に合わせてナレーターを選ぶ

ナレーターの声色・声質でナレーションのイメージは大きく変わります。

そのため、動画のターゲットや内容に合わせて、適したナレーターを選ぶのもポイントの1つです。

たとえば、20代女性に向けた化粧品の紹介動画の場合、ナレーションも同世代の女性の方が共感を生み、興味も惹きやすくなります。

また、シニア層へ向けた動画の場合、落ち着いたトーンでナレーションを入れたり、孫を連想するような子供のナレーターを起用するのも良いです。

ターゲットや動画の内容に合わせてナレーションを変えるためにも、どんなナレーターが適しているのか考えて選びましょう。

ナレーションと合わせてテロップを挿入する

聴覚情報のナレーションと合わせて視覚情報のテロップを挿入するのも効果的です。

ナレーションだけであれば、音の出せない場所での視聴や聴覚に障がいのある方は情報を得られません。

しかし、ナレーションと合わせてテロップを挿入しておけば、ユーザーの状態に関わらず正しい情報を届けられます。

動画の内容に対する理解度も高まるため、可能であればテロップも挿入しましょう。

まとめ

まとめ

本記事では、動画制作におけるナレーションの効果、入れる方法と必要機材、ポイントを詳しく解説しました。

動画自体、静止画などと比べて多くの情報を伝えられますが、ナレーションを加えればより分かりやすく、ユーザーの理解度も高められます。

機材や原稿を用意する手間はかかりますが、動画の質を上げるためにもぜひナレーションを挿入してみてください。

クオリティを求める場合は、プロへの依頼がおすすめです。

動画編集で知っておくべき専門用語13選|映像制作会社が解説

「動画編集でよく聞くカットやエフェクトはどういう意味?」 そのようなご質問にお答えします。 本記事の内容 ・動画編...
2022年2月24日

映像制作エンジニアに必要な5つのスキル!向いている人の特徴と目指す方法

「映像制作のエンジニアになるにはどんなスキルが必要なの?」「映像制作のエンジニアを目指す方法は?」 そのようなご質問...
2023年10月23日

動画編集の手順|初心者でもYouTube動画を作れる7ステップ

「動画編集を自分で行ないたいと思っています。どのような手順で作ればいいでしょうか?」 そのようなご質問にお答えします。 ...
2021年10月25日