「自社の部品が、実際にどう動いているかを見せたい」
そう思っても、製品紹介動画の制作にはいくつもの“壁”が立ちはだかります。
- 自社製品は大手メーカー製品の1つの部品であり、その部品だけ見せても伝わらない。
- 製品全体は自社のクライアントの製品のため、撮影許可が降りないケースが多い。
結果として、「見せたいのに見せられない」という状況に陥ってしまうのです。
解決策:CGで動画を作成する

このような状況でこそ、有効なのがCG(コンピュータ・グラフィックス)を使った動画制作です。
CGであれば、
- 実物を撮影せずに動きや構造をわかりやすく可視化できる
- 完成品が手元になくても、仮想的な動作イメージを表現できる
- 使用用途に合わせて、営業・展示会・Webなど多方面に展開可能
つまり、実写撮影が不可能でも、伝えたい内容を視覚的に伝える方法として、CGは非常に有効です。
「CGは高い」という思い込み
一方で、こういった声もよく聞きます。
「でもCGで動画を作るってコストがかかるでしょ?」
たしかに、実写同様に細部まで精密にモデリングして質感を追求すれば、費用もそれなりにかかります。
しかし、営業用の映像で重要なのは“正確な見た目”ではなく、“伝わるかどうか”です。
解決策:リアルに作らず簡易的なCGでコストを削減
弊社では、必要以上にリアルな表現は行わず、要点に絞った簡易的なCGで制作します。動作や配置、形状が伝われば良いという目的に沿って構成するため、制作費も抑えられ、スピードもアップ。
「完璧さ」よりも「納得感」を重視した、営業にちょうどいいCG動画を提案しています。
簡易CGでも油断できない“模倣リスク”
ここで気をつけなければいけないのが、簡易的に作ったCGが、結果として他社製品に似てしまうというリスクです。もしも形状や構造が他社製品に酷似していた場合、意図せず模倣や権利侵害と見なされる可能性があるのです。
解決策:動きや構造の要点を押さえた“ダミー製品CG”を作成

そこで私たちは、製品全体をダミーとして再構成し、あくまで“似て非なるもの”として目的に合った構造・動きを再現します。
- 他社製品と一線を画した形状に調整する
- 使用用途や機能を伝えるために必要な動きだけを盛り込む
- デフォルメや視点の工夫で「伝わるが、似ていない」を両立
これにより、コストを抑えつつ、伝えたい情報を安全に表現できるのです。
実際にご相談いただいた企業様でも…
実際、私たちがご依頼いただいたある部品メーカー様でも、まさに同じ課題を抱えておられました。
- 製品全体は大手メーカーのもので撮影NG
- 自社はその一部分しか作っていない
- 完成品の中でどのように使われているかを伝えたい
- でも、コストはできる限り抑えたい
そこで弊社では、その企業様専用に、
- 全体構造はダミーで構成
- 必要な動きと構造だけを盛り込んだ簡易CG
- リアルさよりも“伝わる映像表現”を重視
というアプローチで制作したのが下記の動画です。
形状が細かい箇所は企業様にCADデータをお借りし、単純な形状のところ(製品の全体像)はダミーで制作しています。


打ち合わせはZOOMで画面を共有しながら進めることで、細かなニュアンスのズレもその場で調整。
結果として、「コストを抑えつつ、営業先でもしっかりと説明に使える動画ができた」と、大変ご満足いただいています。
「うちもできるかも」そう思ったら、まずはご相談を
「うちのパーツも、こうやって見せられるかもしれない」
そんなふうに感じていただけたなら、ぜひ一度ご相談ください。
私たちは中小企業様の「現実的な悩み」に寄り添いながら、”ちょうどいい”CG動画制作をご提案しています。
ご予算・納期・用途に合わせて最適な形をご案内します。
難しい専門知識も不要。お気軽にご相談ください!